20系 寝台特急 日本海 (カプラー ジャンパ編) その2
前回は、KATO製 10-1352 20系 寝台特急「日本海」7両基本セット のカプラーとジャンパをボディーマウント式に整備してみましたが、カプラーの取付高さが低いという問題が生じたので、今回はその問題を検証します。
ネットでいろいろ調べると、Z05-3057 ナックルカプラー(20系ゆうづる)(以下、ゆうづるナックルと呼びます)なるものが販売されているようで、これが今回使った 5085-5C3 カプラーセット(カニ21ゆうづる)に合わせて作られたようなんです。早速これを入手して、EF66ナックル と かもめナックル と合わせて違いを比べてみましょう。
下の目盛りは 0.5mm方眼なので、ゆうづるナックルはEF66ナックルに比べて 1.5mm ほどロングシャンクになってます。
逆に、かもめナックルは EF66ナックルよりも 0.5mm ほど短めです。
さて、問題の高さのほうは....。
EF66ナックルが一番低く、カモメナックルは 0.5mm ほど高い設定。ゆうづるナックルはそれよりも高く、しかもデカい。
とりあえず、かもめナックルとゆうづるナックルを1両ずつに取り付けてみましょう。
カプラーセット本体は両面テープで床板に貼り付けてあるので、ドライバーでこの辺をゆっくりと内側に押さえて持ち上げると、板バネホルダーが外れます。
左の ナハネフ20 が かもめナックル、右の カニ21 が ゆうづるナックル です。ゆうづるナックルは取付高さがちょうど良さげです。
ということで、トワ釜と連結してみると‥‥、なーるほど、こういうことだったんですね。
ところがですね、ゆうづるナックルはけっこうなロングシャンクなんですよ。まあ20系の顔形状の関係で、これでないと首を振れないんですね。
かもめナックルでは妻面下部に干渉して、ほとんど首を振ることができません。
ところが、ゆうづるナックル はロングシャンクすぎて、見る角度によっては かもめナックル の方がかっこよくリアルに見えます。
さて、どちらを選ぶべきか。
いろいろ悩んだ結果、当面は かもめナックル で並鉄することにしました。元空気ダメ管コックに色差しをして完成です。
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