EF70 1000番台 (カプラー ジャンパ編)
さて今回は、KATO製 品番3081 FE70 1000 に、ジャンパホースを取り付けます。
これが整備前の姿。
ジャンパホースは、銀河モデルさんの N-301 エアーホース、ロストワックス製です。 それと、同じく銀河モデルさんの N-509 区名札セット 電機・DL用。
使う道具はいつも通り、マイクロナイフと精密セラミック砥石です。
まずはスカート部品を取り外して、
3箇所のジャンパコックをマイクロナイフで荒削りします。 余計なところを削らないように気をつけて。
次に精密セラミック砥石使って研削していきます。
砥石の先は斜めに削り落として少し球面状に仕上げておいて、必ず球面を使って研削します。 砥石の角が当たってしまうとキズが残ってしまうので、砥石を当てる角度は常に確認しながら作業します。
#400 で出っ張りを削り落として、#1200 で表面を磨く感じです。
表面は平らになりましたが、よく見ると色ツヤの違いが残っています。
色ツヤを揃えるために、コンパウンドを使って磨いてみましょう。
つまようじの先を少し平らにして、タミヤコンパウンド粗目を少し付けて、円を描くように擦ります。
さてどうでしょう。
うーーん、少しは良くなりましたが、コンパウンドでは粒子が細かすぎるんでしょうか。なかなか思うように磨けません。 今回はこれくらいで手を打ちましょう。
次回はもう少し違う方法を考えます。
標準付属のナックルカプラーに交換し、スカート部品を機関車に取り付けて、ネットの写真を参考にして、それらしい位置にポンチを打ちます。 ポンチと言っても、画鋲の先で押さえつけるだけです。
ブレーキ管はカプラーの首振りを考慮して、取り付け位置を調整してください。
エアーホース用3カ所は φ0.4、電気暖房用2カ所は φ0.3 で穴を明けます。
エアーホースの足は予めカットしておきます。1mm 〜 1.1mm が適当です。
エアーホースの曲げ方ですが、この小さな部品を手で持って曲げようとしても、思った方向に曲がってくれません。 そういう時はコック本体を把握して作業するとうまくいきます。
ラジオペンチの先にビニールテープを巻いておくと部品にキズを付ける事なく、しっかりと把握できます。
スカートにセットして、曲がり方を確認。
さて、2本ある元ダメ管ですが、ネットの写真をみると、向かって右側はホース付きとホース無しの時期があるようでして、ホースを切るのももったいないし、ごちゃごちゃしてる方がカッコいいので、ホース付きにしておきます。
次は電気暖房用ケーブルを作ります。
以前のED751000番代の時には真ちゅう線を使いましたが、真ちゅう線は硬くてとても曲げにくかったので、今回はφ0.25の銅線を使いました。 作業性は良好です。
一旦スカート部品から外して塗装して、再び取り付けると、こんな感じです。
元ダメ管コックは白、ブレーキ管コックはグレー、その他はラバーブラックを塗ります。 照明がヘタクソでゴメンナサイ。
部品をスカートに取り付ける時に、ピンセットなんかを使うと塗装が剥げたりします。 こういう時にも、ラジオペンチの先にビニールテープを貼っておくと優しくしっかりと掴めます。
完成しました。 いい感じです。
写真では判りにくいですが、区名札は『敦二』です。 銀河モデルさんのステッカーには同じ区名札で2種類のサイズが用意されてますが、小さい方のサイズでないと収まりません。
車番は『EF70 1004』を選びましたが、特にこだわりはありません。 4種類あるナンバープレートの中で、一番スッキリと仕上がってたからです。
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