EF58 後期形 大窓 ブルー (前照灯編)
KATO 3020-1 EF58 後期形 大窓 ブルー です。 いつものように、前照灯の常点灯化から整備を始めたいと思います。
前照灯の常点灯化に必要なチップ部品は、ショットキーバリアダイオードと、積層セラミックコンデンサと、定電流源IC(定電流ダイオード)が、2セット必要になります。 そこで先ずは、チップ部品の配置スペースの確認作業から始めます。
前回の EF70 1000番台 では、屋根裏のスペースが全く無くてとても苦労しましたが、この機関車は屋根上モニターの部分にかなり余裕があって、そこに全てのチップ部品が収まりそうです。
そこで、ライトユニットの基板パターンと、天井裏のスペースをにらめっこしながら、常点灯回路の完成形をイメージした結果、回路図はこのようになりました。
さっそくライトユニットを取り外します。 グレーの小さな部品を爪楊枝の先で引き上げると基板は簡単に外れます。
プリント基板には "3051" と印刷されてますが、部品型番は 3047-2G EF66ブルトレ ライトユニット となります。 前照灯の LED は、プリント基板の裏側に付いてます。
もともと付いてあった抵抗とコンデンサーは撤去します。
パターンカットは 4ヵ所必要になります。 カッターナイフを使って慎重に、しかもダイナミックに作業します。
半田付けはヘタクソですが、一応全部つながってます。
もともと付いてあったコンデンサの容量を計測すると、1.1μF程度(1μF品)だったので、スナバ回路としてそのまま再利用しました。
動力ユニットにセットして点灯試験。 ちゃんと停車状態で明るさ全開になってます。
おっとところが・・・ 走らせてみると、逆方向の前照灯がちらちらと点灯するじゃないですか。 以前の EF70 1000番台 (前照灯編) その2 の時は、この時定数で完璧だったのですが、モーターによって逆起電力の特性が異なるのでしょうか。 回路図を書く前に、スナバ回路の時定数を合わせておくべきでした。
ボディをかぶせて、いざ点灯。 おおっ、良い感じです。 でもちょっと明るすぎる気もします。 この辺は好みにもよるでしょうけど、定電流源ICは 10mA でも良かったかもしれません。 これも回路図を書く前に、電流値の合わせこみをしておくべきでした。
今回使った部品たちです。 全て秋月電子さんから購入しました。
今回は反省すべき点が2点ありました。 前回の EF70 1000番台 では、思いのほか上手くできたので、ちょっと油断してしまいました。 以後気を付けます。
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